3月、ちらほらと桜の開花宣言も出始めました。
明日卒業式、という学校も多いのではないでしょうか。
不登校・ひきこもりのお子さん、ご家族にとっては最終の選択を突きつけられる
とても苦しい時期ですね。
この時期、進路・進学先をどうするか
まだ決められなくて、暗澹たる気持ちの親御さんもいらっしゃるのでは、と思います。
子どもにとって、どの進路が一番いいのか。。
まわりはちゃんと決まっているのに、うちの子だけが。。
取り残されたような焦り。。
どこにも属さない(属せない)不安。。
中二の終わり頃から不登校となった上の子が、高校への進路を決められないまま卒業式を迎えたことを思い出しました。
ほんとうに、子どものため?
どの親御さんも、「この子が将来より良い人生が歩めるように」「この子のために」と考え、アドバイスをしたり一緒に悩んだりするのだと思います。
けれど、そこに親側のご都合で選択している場合も少なくありません。
・できれば自分と同じ轍は踏ませたくない。
・こうやって自分は成功したのだから、同じように選択すればこの子も安心。
子どものためと言いつつ、それは本当に「子どものため」でしょうか?
ふつうは・みんなは・まわりは… という世間体だったり
こうなってほしい という、親の願望だったり
そこに子どもの意志はありますか?
「ふつう」「みんな」は、数の論理
よく、「みんな〜〜だから」「ふつうは〜〜だから」と言います。
私もそうやって親に言われて育ってきました。
「みんな行ってるから」「将来役に立つから」と言われて、大っ嫌いな珠算(そろばん)の塾に通わせられたり。
大っ嫌いだったので、よくサボリました(笑)
当然のことながら、後になってそれが役にたつ仕事に就いたことは一度もありません。
本人の意志によるものではないので、続かない・やる気がない、のですね (^^)ゞ
その反面、「みんなが持ってるから」と親にねだった時には
「みんなが、う○ち 😯 を食べたら、あなたも食べるのか」と言われていました。
よくもまあ言ったもんだ、と今でも笑ってしまいますが 😆
みんなって誰? ふつうって何?
多数派の価値観が変われば「ふつう」も変わります。
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とりたてて問題にもならなくなります。
日本の学校教育はずっと平均値を出すことで子ども達を評価してきました。
そこに管理する側のご都合主義を感じるのは私だけでしょうか?
子ども一人ひとりの性質や家族構成、経済的背景、育った環境、etc.が違うのに平均値が出せるものなのでしょうか?
評価そのものの方法が、そもそも間違いだったとしたら?
「ふつう」は大きく変わることになります。
「みんな」は誰も、あなたやあなたの子どもの人生に責任を持ってはくれません。
子どもには子どもの人生がある
本人の意志ではないことをやらせても、続かない・やる気が出ないのは当然のことですね。
親・大人の固定観念や押し付けでなく、
子ども自身が自分の意志で決めていくことが大事なんだと思います。
怖いのは
子ども自身が「みんなが…」「ふつうは…」という刷り込みによって
本当は自分は何が好きなのか、本当は自分が何をやりたいのか、
わからなくなってしまうこと。
そして、
みんなと同じじゃない自分はダメなんだ、
ふつうのことができない自分はおかしいんだ…と自己否定してしまうことです。
一流と言われる高校・大学に進学したとしても就職先は不安定、
たとえ一流企業に就職してもリストラに合う時代。
PC・スマホ、ネット環境があれば仕事ができる時代。
10~20年後には「日本の労働人口の49%がAIやロボット等で代替可能になる」とニュースなどでも大きく取り上げられました。
時代は日々変化しています。
親世代の価値観を子どもに押し付けるのはナンセンスだと思います。
これからどんどん多様化の時代、個性の時代へと進みます。
そんな時代に親が子どもにしてあげられることは何なのでしょう?
大切なのは、どんな時代になったとしても、
子ども自身が自分の足でその時代を強く生き抜いていくこと。
子ども自身が本当に自分で納得した人生を送ること。
そのサポートをしてあげることではないでしょうか?
選択しない、という選択があってもいい
不登校・ひきこもりになった子ども達は、まずそうならざる得なかった時に自分を責めます。
明確な理由に本人が気づいてない場合も多くあります。
理由がわからないまま、体が悲鳴をあげます。
そして、不登校・ひきこもりになった後、
「自分が弱いから」「みんなと同じことができない」「家族に迷惑をかけている」「自分はダメな人間だ」と自分を責め続けます。
親の期待に応えられない…
友人の目や関係性…
孤立への恐怖…
苦しみの中にずっといて、もがいているんですね。
そんな中で、進路を考え判断することができるのでしょうか?
具合が悪い時は、心も身体もちゃんと休んで癒されることが必要だと思います。
大人でも病気の時は薬を飲んだり病院に行ったり、仕事を休んだりします。
なぜ傷だらけである不登校・ひきこもりの子ども達が、無理やりその先の選択を
学校から、親から、迫られなければならないのでしょうか?
子ども達が不登校・ひきこもりになる原因は、社会的な背景や固定観念、環境、いじめなど
いろんな問題が絡んでいて単純ではありません。
問題が複雑であればあるほど傷も深いのです。
この先の長い人生のうちのほんの数年、ゆっくり休んで癒すことに時間を費やしてもいいのではないかと思います。
その先にある一歩のために。
ぶれない自分をつくる
ゆっくり休んで癒されるためには家族・周囲の理解と愛情が必要です。
そして癒されたら、おのずと次への一歩を踏み出したくなります。
自己承認できないまま次へ進むと、進学先や就職先、その先にある人生で同じことでつまずきます。それは私自身の経験から、また、子どもや周りの大人達を見ても感じることです。
自分の特性を見つめること。
ありのままの自分でいい、と受け入れられるようになること。
自分は自分で人と違ってていい、と思えるようになると、本当は自分が何をしたいのかが見えてきます。
じゃあ、どうしたらいいか?
私はよく親の会で
まず、お母さんが楽しむことをしましょう。
「子どもがそんな状態の時に自分が楽しむなんて…」とハードルが高いと思いますが、
不登校の、ひきこもりの時間を、親子で楽しんでみることから始めてみませんか?
たとえばアニメのDVDを借りて一緒に観てみる。
ケーキを買ってきて一緒に食べてみる。
一緒にお菓子を作ってみる。
一緒に映画を観に行く。
カラオケに行く。
買い物に行く。
コンサートに行く。
図書館に行く。。
そんなことから始めてみませんか?
とお話しています。
ものツクリーズ
自分のために好きなことをする。
自分のためだけの時間を持つ。
今ここに集中してフラットに、0(ゼロ)になる。
自分をみつめるきっかけの場所、一歩踏み出すきっかけの場所になれば、と
生きずらさを抱える方、そして支える方のための
ものツクリーズ はじめました。
◯場 所:福生市輝き市民サポートセンター
(JR青梅線福生駅隣接 福生市プチギャラリー4F)
※「やってみたいこと」のリクエスト受付中です♪
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