「週末女装子道」の青山レイコさん、北海道新聞に掲載
「家族や他者に迷惑をかけない」というポリシーで20年以上に渡り週末や夜限定で女装の趣味を続けてこられた、青山レイコさん。
2017年4月に『「週末女装子道」~私、普段はまじめなサラリーマンです~』の出版を機に、ずっとナイショにしていた奥さまにカミングアウトされました。
そして
7月4日、北海道新聞に
趣味で女装を楽しむ男性がいる。
「女装子」「男の娘」と呼ばれ、札幌では女装メークを体験できるバーも登場した。なぜ女装にはまるのか
その中の一人として、青山レイコさんのことが記事に取り上げられました。
立場が変わって初めて気づく
レイコさんは
自分の立ち位置からだけでは、他の人のことがよく分からない。
女装を疑似体験をして見えてくるものがある。立場が変わって初めて気づくことがある。
と言います。
そして、
「多様な個人が個人として尊重される社会」、
「少数派の人たちを差別せず、その少数派の智恵も生かす社会」、
「多様性を尊重する豊かな社会」の実現が人類の進歩に欠かせない
と思います。
そう考えると、女装子は近未来の理想的平和な世界を先取りしている姿かもしれない。
と本書で語られています。
*参考文献:「週末女装子道」~私、普段はまじめなサラリーマンです~(みらいパブリッシング刊)
女装子レイコさんの魅力は人間力
レイコさんと関わってはじめに感心したのは、女子力の高さでした。
そして、もっと識るうちに、その礼儀正しさと、相手を思いやる気持ち。
彼女(彼?)がみんなの人気者で、「応援したい」と思う人間が周りに集うのは
ひとえに男性性、女性性など関係なく、その人間性なんだということに気づきました。
だからこそ、以前からきっと、気付いてらっしゃっただろうと思える奥様もきっと、
あたかかく見守ってらしたんだと思います。
(え〜っ、それ絶対バレてるよ! のエピソードの数々があり(笑))
外見に捉われず、「ふつうだったら」に縛られず、とても素敵なご夫婦だな~♪と思います。
「ふつう」の定義は変わる
トランスジェンダー、男性、女性。マイノリティ。障害者、健常者。
何をもって健常と言えるのか。。
例えば、盲目の方が人口の3分の2を占めるようになったら?
盲目である、ことが「ふつう」になります。
不登校という生き方を選択する子が、児童・学生の50%以上を占めるようになったら?
「学校へ行く」というのは選択肢の一つでしかありません。
「ふつう」は、「ふつうなら」と私たちはよく言葉にしますが、
社会的背景や状況が変われば、ふつうであることも変わります。
数の論理でしかない
そんな、根拠がとてもあやふやで移ろいやすいものに、
振り回されない、自分らしい生き方をみつけてほしいと思っています。
ある特定の人を指す言葉自体がなくなり
みんなが違ってていい、それがあたりまえになって
個性が、特性が、排除されない。特別視されない。
そんな世界になることを願っています。
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